大真名子山

これは、7L1EZXさんから頂いたメールを転載したものです。

大真名子山レポ 霰に見舞われて 09年10月10日(土)

 
 日光は、男体山の裏側にある大真名子山に出かけました。
 8時に着いた志津峠登山口は、すでにかなりの数の車が駐車しています。
もっとも、途中通過した竜頭の滝や湯滝の駐車場入り口は、
7時半の時点で、車が道路まであふれ出ている状態でありましたので、
さすがは「紅葉の日光」を思わせてはいましたが。
 
 登山路は陽の射した針葉樹林の中で、
色とりどりの落葉が敷きつめられ、
やや急登ではありますが快適な登りでした。
 
  後ろには山容の大きな男体山がその勇姿を誇り、
登るにつれて見下ろす戦場ヶ原や光徳の広がりが爽快です。
気温はやや低いものの風もなく、登山にはちょうどいい気候でした。
しかし東側半分の雲が、徐々に徐々に迫ってきており、
お天気がどこまで持つか、不安でもありました。
 
 この山は斜面全体が同じ様相で、ル-トを見失いがちではありますが、
随所に赤と黄色の標識や目印のテ-プが木々につけてあり
それさえ外さなければ心配はないと思えました。
 
 歩き始めて二時間が経過し、少し疲れてきたかなと思う間もなく、
目の前に小さな社が現れて、2375mの山頂に出ました。
 
 遠く近く周囲を山々に囲まれた、気持ちの良い展望です。
あれが白根、その横が金精、その奥が尾瀬かなあ?
平らなところが光徳の牧場で、
中禅寺湖の手前が高山、その奥が黒檜、
などと会話しているうちに早くも、
女峰山は雲に覆われ、小真名子もかくれてしまいました。
 
 昼食は、やれアフリカに行っただの、ヨ-ロッパに行っただのと、
景気のいい話、
されど俺はどこにも行ってない!などと各自の最近の動向を魚に、和気藹々。
仕上げはフレッシュなデザ-トと温かいコ-ヒ-を頂きながら、
そろそろ切り上げようかと思っていた矢先、
ちらほらと白いものが舞い降りてきました。
あ、雪!
そう言えば、今朝の男体山は初冠雪だったとか?
その粒がしだいに大きくなって丸みを帯びてきました。
どちらかというと霰です。
気がつけば我々は雲の中、
急に寒さを感じてウインドブレ-カ-を身につけ
荷物をたたんで下山にかかりました。
 
 大したことはないと高をくくっていた小生も
下山途中でザ-ッと本降りの霰に恐れおののいて
あわててウインドブレ-カ-を出すはめに。
 
 途中まで降りて来ると、また陽が射してきて、
見上げるウルシの葉が赤く染まって輝き出し、
温かい秋のハイキング道となりました。
 
 駐車場に着いてみると正面の男体山の谷筋は真っ白で
南面登山路の大真名子との違いを見せつけていました。
 
 マイナ-な山と予想はしていましたが、
山頂で小真名子からきた登山者二組に出会っただけの
とても静かな、落ち着きのある山行でした。
また変化に富んだ景色も見せてくれた山でした。
 
 疲れを癒すために今回は、
湯本温泉とば口の「湯の家」というホテルに一湯をお借りしました。
ここは自家源泉を二本持っており、湯量も豊富な硫黄泉のにごり湯で、
特にメタケイ酸という成分が多く、保湿に優れ美肌効果満点とのことでした。
そう言えば、浴後は肌がすべすべしていましたっけ。
 
 帰路はいろは坂の渋滞が予想されたので、
金精峠経由で帰ることにしました。
紅葉は、中禅寺湖や湯の湖付近はまだ少し早いようでしたが、
金精トンネルの手前当たりが綺麗に色づいて、ちょうど良かったです。
 
 例によって平原のりんご園で今年のりんごの出来映えを味わい、
ダイコンを一本ずつおまけにもらって、
無事に秋の盛りだくさんな山行?を終えました。
 
 えっ、「丸沼で無料のナメコ汁を三倍も飲んだでしょう!」って?
ナイショ、ないしょ。
 
デ-タ : 往路、2時間25分   復路、1時間25分   入浴料 600円 
 
 
画像1   出発前の勢揃い(大真名子をバックに)
画像2   眼下に広がる戦場ヶ原方面
画像3   勇姿、男体山
画像4   色とりどり
画像5   源泉掛け流し
出発前の勢揃い(大真名子をバックに)

出発前の勢揃い(大真名子をバックに)

眼下に広がる戦場ヶ原方面

眼下に広がる戦場ヶ原方面

勇姿、男体山

勇姿、男体山

色とりどり

色とりどり

源泉掛け流し

源泉掛け流し

これは、7L1EZXさんから頂いたメールを転載したものです。

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