私たちの山歩き oisi.net

北八ヶ岳の雨池山、三ツ岳、北横岳


040801
  

 8月1日(日)、朝5時10分、太田市上空は低く厚い雲に覆われていましたが、北八ヶ岳の雨池山、三ツ岳、北横岳に向かいました。

上信道の最後のトンネルを越えると、ぱ−と青空が広がっています。天は我に味方しました。7時半にピラタス横岳ロ−プウェ−の駐車場着。 

8時の始発に乗ると、途中でシカが2頭草を食んでいるのが見えました。約8分で標高2240mの山頂駅着。そこからは南八ヶ岳の赤岳を主峰とする山々がくっきりと臨めました。「すばらしい、すっんばらしいの」の連発。

 駅舎を後に北八ヶ岳特有の縞枯模様の山腹を見渡しながら、小一時間で雨池山山頂着。そこから先は長い歩幅を必要とする急斜面の登りで、やがて大きな岩のごろごろした三ツ岳にかかります。稜線上で大きいものは5〜6mあり、迫力満点です。岩の形がオブジェのようで、一つ一つに名前を付けたいような気分になりました。ごつごつした岩の集まる様は、なんとなく怒られているような雰囲気でさえありました。ル−トを選びながら岩をクリア−するのが楽しくまた醍醐味のある縦走でした。時々ガスが降りてきて周りの景色をかくしたりもしました。この山には登り降りを含めて2時間ぐらい要しました。

 いよいよ標高2480mの目指す北横岳です。ところが分岐点からは登山客に混じって一般観光客の多い広い登山道で、なんとなく場違いな、また片田舎からいきなり銀座通りに出くわしたような雰囲気でした。

 11時15分北横岳山頂着。しかしガスで視界は効きません。しかたなく眼前の蓼科山を正面に1時間かけてゆっくりと食事をとりました。雲間からさす陽ざしはそれほど強くはありませんでした。

 下山しようと山頂に向かうと、なんと南八ヶ岳の峰々が広がっているではありませんか。長くすそ野をひいた雄大な独立峰としての勇姿は、いつまでも見ていて飽きない眺めでした。ガスを吹き払ったお天気に、またまた感謝です。横岳ヒュッテのそばの七つ池は、ワタスゲに囲まれて静かなたたずまいを見せていました。

 14時50分発のロ−プエェ−で下山。うまい具合にある駅舎の中の立ち寄り湯で汗を流し、麦草峠をドライブしながら帰路につきました。

 太田には6時ちょっと過ぎに着くことができました。

 


戻る