降らなければ御の字の梅雨の曇り空、
西上州は黒滝山に向かいました。
登り口にある不動寺は、
単なる山寺かと思いきやどうしてどうして
絶壁に囲まれた山域に山門や開山堂、それに滝直下の不動明王像など
歴史を感じさせる名刹で、常駐のご住職もいらっしゃる立派なものでした。
西上州は黒滝山に向かいました。
登り口にある不動寺は、
単なる山寺かと思いきやどうしてどうして
絶壁に囲まれた山域に山門や開山堂、それに滝直下の不動明王像など
歴史を感じさせる名刹で、常駐のご住職もいらっしゃる立派なものでした。
そこから峠までひと登りしていよいよ尾根道に入ります。
最初から馬の背と呼ばれ狭いリッジで、場所場所に鉄柵やクサリが設けてありました。
さらに進むと鉄階段が数箇所、ほとんど垂直に近いものまで
肝を冷やすには十分すぎる程のものでした。
見晴台と呼ぶ突き出た岩陵からは西上州の全ての山々が見渡せるはずでしたが
雲に覆われてまったく見えず、
「何にもないじゃない。」
とがっかりして言うと、
「何にもなくはありません、自然がいっぱいあるじゃあありませんか。」
と返されてしまいました。
なるほど周囲は、緑濃い木々に覆われた山々、
そしてそれらを包む新鮮な大気、そして静けさ
まさに自然そのものです。
最初から馬の背と呼ばれ狭いリッジで、場所場所に鉄柵やクサリが設けてありました。
さらに進むと鉄階段が数箇所、ほとんど垂直に近いものまで
肝を冷やすには十分すぎる程のものでした。
見晴台と呼ぶ突き出た岩陵からは西上州の全ての山々が見渡せるはずでしたが
雲に覆われてまったく見えず、
「何にもないじゃない。」
とがっかりして言うと、
「何にもなくはありません、自然がいっぱいあるじゃあありませんか。」
と返されてしまいました。
なるほど周囲は、緑濃い木々に覆われた山々、
そしてそれらを包む新鮮な大気、そして静けさ
まさに自然そのものです。
しばらく休んだ後さらに五老峰に向かいました。
同じようにクサリやロ-プを頼りに、
岩のくぼみに足をかけ木々の根につかまっての
アルバイトです。
ようやくにして本日の最高峰870mの観音岩に到着。
しばらくゆっくりしていると雲が切れ始めて
眼下に小さな部落や山の稜線が少し見え始めました。
振り返れば不動寺が箱庭のようです。
同じようにクサリやロ-プを頼りに、
岩のくぼみに足をかけ木々の根につかまっての
アルバイトです。
ようやくにして本日の最高峰870mの観音岩に到着。
しばらくゆっくりしていると雲が切れ始めて
眼下に小さな部落や山の稜線が少し見え始めました。
振り返れば不動寺が箱庭のようです。
帰路は反対側に降りて林道を登り返します。
しかし一カ所だけ危険な岩陵を渡っていかなければなりません。
そこはクサリもロ-プもなく、特に右側は切れ落ちた断崖絶壁です。
進入禁止を示すように、木の枝で遮断してあります。
しかしそこを通れば距離も時間も大幅に短縮できます。
悩んだ末、左側は落ちてもせいぜい5~6m、身体の摩擦を使えば何とかなりそうです。
折角の機会なのでワクワクドキドキしながら挑戦、全員無事クリア-。
しかし一カ所だけ危険な岩陵を渡っていかなければなりません。
そこはクサリもロ-プもなく、特に右側は切れ落ちた断崖絶壁です。
進入禁止を示すように、木の枝で遮断してあります。
しかしそこを通れば距離も時間も大幅に短縮できます。
悩んだ末、左側は落ちてもせいぜい5~6m、身体の摩擦を使えば何とかなりそうです。
折角の機会なのでワクワクドキドキしながら挑戦、全員無事クリア-。
下山路の中程に、鷹ノ巣山というちょっとしたピ-クに寄りました。
相変わらず展望はさして効きませんでえしたが、
鮮やかな黄色いノカンゾウの花がひと株、
我々を待っていてくれたかのように咲いていました。
相変わらず展望はさして効きませんでえしたが、
鮮やかな黄色いノカンゾウの花がひと株、
我々を待っていてくれたかのように咲いていました。
山間のホンに小さな村里に降りたつとそこは昭和の原風景。
狭い土地にカボチャやトウモロコシ、コンニャクなどが植えられ、
腰を下ろしていた老人が、「ごくろうさま」と我々の山行をねぎらってくれました。
峠に向かう登りにかかる頃からぽつりぽつりと落ちてきて、
本格的な降りになりましたが、蒸し暑さで雨具を着る気持ちにはなれませんでした。
狭い土地にカボチャやトウモロコシ、コンニャクなどが植えられ、
腰を下ろしていた老人が、「ごくろうさま」と我々の山行をねぎらってくれました。
峠に向かう登りにかかる頃からぽつりぽつりと落ちてきて、
本格的な降りになりましたが、蒸し暑さで雨具を着る気持ちにはなれませんでした。
車に戻ってから途中の道の駅で昼食を採り、
IC手前の清流荘で汗を流しました。
石造りの門をくぐった露天風呂には、
小さな浴槽と大きめの浴槽が並んでいました。
小さな浴槽には赤茶けた小さなつぶつぶが無数に交じっていて
湯温は低いのですが源泉ということだそうです。
大きな浴槽は適温で、どちらも湯の高さまで長年の結晶が付着していました。
ただこれだけで、大枚800円とはちと高すぎます。
まあこのエリアには温泉場がないことから売り手市場なのかもしれません。
しかしそこはわがメンバ-、途中でしっかりと300円引きの割引券を
ゲットしてくれてありました。
まあ券が無くても、せいぜい3~400円が相場でしょう。
秘湯、という名だけで売ろうとするよりも、
安くして多くの人に喜んでもらう方がよろしいかと思うのですがどうなのでしょう。
IC手前の清流荘で汗を流しました。
石造りの門をくぐった露天風呂には、
小さな浴槽と大きめの浴槽が並んでいました。
小さな浴槽には赤茶けた小さなつぶつぶが無数に交じっていて
湯温は低いのですが源泉ということだそうです。
大きな浴槽は適温で、どちらも湯の高さまで長年の結晶が付着していました。
ただこれだけで、大枚800円とはちと高すぎます。
まあこのエリアには温泉場がないことから売り手市場なのかもしれません。
しかしそこはわがメンバ-、途中でしっかりと300円引きの割引券を
ゲットしてくれてありました。
まあ券が無くても、せいぜい3~400円が相場でしょう。
秘湯、という名だけで売ろうとするよりも、
安くして多くの人に喜んでもらう方がよろしいかと思うのですがどうなのでしょう。
紅葉の時期にもう一度訪れたい、西上州らしい味わいのある山行でした。