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ロ−トル3名、二山を征す!岩櫃山&丸岩レポ−ト


040606
  
「お天気が午前中いっぱいしか持たない。」という予報を受け、しかたなく予定を変更して岩櫃山だけの登山に出かけました。
 郷原駅から登山口に近づくと、「密岩通りは崩壊のため、登山禁止」という看板がでています。
「えっ、せっかくの岩場が体験できると思ったのに!」
と、一同ほっと胸をなで下ろし、下山路予定の旧赤岩通りから登ることにしました。
 8:15、登山開始。風のない蒸し暑い樹林帯を谷から尾根へと一歩一歩進みます。南側から見た荒々しい岩肌はまったく見えないおだやかな登り。適度な汗をかいておよそ1時間。9合目あたりからようやくクサリ場や鉄ハシゴが現れたのもほんのわずか、9:35着。
 山頂からの展望は、
 「日本は山だらけだなあ」
と、何度もつぶやいていた某氏の言葉通り、周りじゅう山また山の連続でした。近くは、榛名、妙義がふだんとは違った形で見え、遠くは、谷に雪を残した草津や谷川の山々がかすんでいました。
 10時、下山開始。風が出てきたせいかすずしく、心地よい下り道でした。途中10人程度の数家族連れとすれ違い、10:45着。
 
 しかしまだまだ日は高く、雨の落ちてくる気配もありません。
 もしかしたら、と予想はしていましたが、とうとうメンバ−の一人が、
「丸岩に登ろう」
という恐ろしい一言を発しました。
 確かにまだ昼飯も食べてはいません。丸岩の山頂で食べるのも悪くはないなと思い、渋々とその言葉に従いました。
 
 丸岩の登山口は、長野原駅の手前を左に折れ、406号に入り、くねくねと峠に向かう直前にありました。
 11:45、日陰の落ち着いた登山道をゆっくりと歩き始めました。登山路の随所に、シカやクマの足跡が見られます。およそ25分、ひと汗かいた12:10に山頂着。
 木陰に覆われたとても静かな場所でした。期待した岸壁は残念ながらかなり下の方で、山頂からは見ることができませんでした。
 のんびりと食事を取っていると、サ−ッと小さな雨音がしてきました。やはり天気予報が当たったようです。しかし木々に覆われているせいか、我々のところまでは落ちてきません。でもそうもしていられないので、12:50に下山開始。およそ20分程度で帰り着いたのですが。下山路も木々の葉に遮られて、ほとんど濡れることなく車まで戻ることができました。
 帰路、峠を少し下ったあたりで、野ウサギが我々の直前を横切りました。そう言えば、昼食中もシカのなく声が聞こえたような・・・。
 
 
 


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