県民の日の早朝、藪塚ICから藤岡IC経由で一路上野村を目指しました。両神山は以前メインの秩父側から登ったことはありますが、距離が長くてとっても疲れたのを覚えています。今回は北側から両神山の象徴であるノコギリ状尾根を味わいたいと出かけました。
落合口に車を一台デポし、トンネル入り口に戻ってパ-キングから八丁峠に向かいました。(落合からの周回コ-スでも所要時間はそれほど変わらないようです。ただ標高差が70mほど違いがでるようです。)
紅葉の始まったばかりの雑木林は、枯れ落ちた大きなホオの葉に敷き詰められています。一時間ほどで尾根に出ると展望が開け、南西の埼玉県側は色づいた木々に彩られて美しく、反対に北東の群馬県側は緑に覆われ、被災地の復興支援用か斜面の所々が広く削り取られて土色が痛々しいです。やがて待望のクサリ場があらわれましたがそれほどの厳しさはなく、全部合わせて上下20本前後かと思われました。トレ-ニングのつもりで最初から最後まで頼らずに登り降りすることにいたしました。
最初のピ-クである西岳からは双子岳のみごとな岸稜を臨み、
足下のリンドウを愛で、登っては下り下っては登りしてやっとのことで東岳へ。そうして10近いピークにほとほと疲れ切った頃ようやく剣ケ峰の山頂に到着しました。そこは360度の大展望、甲武信岳を始めとする秩父山系、八ケ岳から遠く北アルプス、西上州の山々や大きな山体の浅間山、さらには富士山まで見ることができました。休んでいるとツアー登山客も登ってきて結構なにぎわいとなりました。さすが百名山です。
下山路は最短路の落合に向かっての直下コースを取りました。木々に葉はなくみんな落ちて冬枯れの様相です。しかし高度が下がるにつれてカエデの赤が濃さを増し、黄色や緑と相まって疲れた身体を励ましてくれるようでした。
車に戻って峠道から見ると、両神山のギザギザがシルエットとなって浮かび上がっていました。一日を振り返るいい景色でした。
少し進んで「ヴィラせせらぎ」で汗を流して帰りました。
自 宅 発 5:00
落合口着 7:30
車の移動 登山準備
登山口発 8:00
尾根場着 9:00
西岳 着 10:30
東 岳 着 11:45
剣ケ峰着 12:30
下山開始 13:30
落合口着 15:10
温 泉 着 16:00
自 宅 着 19:10